ウサギと少女

  • 2020.04.01 Wednesday
  • 10:00

コロナウィルスの影響でモナリザは現在、通常活動を自粛しております。

そこで会員の皆さんを元気づけるために会員限定の通信講座を開始しました。

自宅で制作している作品を写真に撮って、疑問点や悩んでいる事を文章で添

えてメールで送って下さい。講師の浅野がメールでアドバイス、講評します。

 

さて、悩める会員さんからの相談メールが届きました。

このブログで通信講座のやり取りを紹介していきたいと思います。

 

***************

 

 

画像1

 

 

画像2

 

先日お知らせ頂いたメール指導を早速ですがお願いいたします。
現在ボールペンで気軽に絵を描いているのですが、実物がないものを
描くときに思ったようなイメージになりません。
画像1のような、線のこなれたシンプルな絵を描きたいのですが、実物
がないと画像2のように少しイメージが変わってしまいます。
(何だか絵に説得力がないような気がします)
この場合は何が違うのでしょうか。
かなり曖昧なイメージの話で申し訳ありません。
 

***************

 

ボールペンで気軽に絵を描いている
実物がないものを描くときに思ったようなイメージになりません。
何だか絵に説得力がないような気がします
ウサギと女の子の絵には貴女のおっしゃる通り、リアリティがありません。
人体の骨格が感じられず形も単純です。服で隠れた身体のイメージが
伝わって来ません。
思ったようなイメージにならないのは、形や仕草、モノの構造に対しての
探究心やもっとイメージ通りに描きたいという、こだわりが無いからです。
例えば、同じようなワンピースを着て姿見の前でポーズをとる。
その後、裸で同じポーズをとって観察しながら骨格や筋肉、動きを確認する。
などのこだわりが必要ですね。
そのような事を含めてフットワーク良く楽しんで描くことが気楽に描くこと
なのではないでしょうか。
一方で正面から描いた女性の作品を見ると筋肉のつき方や骨格がしっかり
描かれています。
髪型の特徴もよくつかんでいるので
つむじからの髪の立ち上がり
なだらかな頭頂部から側頭部への曲線
ストンと落ちる側頭部の曲線
が描き分けられています。
「気楽に描く」という意識に問題があると思います。
気楽に描くということは気を楽に、楽しく、失敗してもまた直せばいい。
シリアスに悩みすぎるよりジャンジャン精力的に描いていく。
思い通りにうまく描けなくても落ち込まないで飽きずに対象物に向き合う。
ということではないのでしょうか。
今回の貴女の作品を見ると
気楽に描く=適当に描く、いい加減に描く、自分が苦労しないで今の力量の
まま簡単に時間を掛けずに描く。
と見えます。
そういう時があってもいいのかも知れませんが自分が納得のいく作品を描く
ことは難しいと思います。
柱時計が曲がっています。
長針と短針の真ん中は円の中心からズレているし円も歪んでいます。
壁の板もフニャフニャで柔らかい布のカーテンのようです。
足はどちらが右足なのか分かりません。
自分のイメージを整理するためのラフスケッチならば良いかも知れませんが
イメージ通りにならないと感じているなら整理するためのラフスケッチにも
なっていないのですよね。
一見下手くそだけど味のある絵って、真剣にしっかり描いている。
何度も描きなおして懸命に描いている絵もある。
そんな絵は見てて隙がない。未熟だけどのびのび描いている。のびのび描く
とは勢いに任せて一発で描くということだけでは無い。
とても繊細でとても丁寧な部分もあってこだわりがある。
私は毎年、子供の絵のコンクールの審査員をやっていますが子供はテクニック
的には未熟で下手くそです。
でも良い絵を描く子はみんな鋭い目をしている。こんな一瞬をよく見逃さない
なぁと感心するような目を持っていてその時感じたことや見たことを再現しよ
うと思いっきり描いている。描きながらイメージを確認して正解を探している。
気楽にリラックスすることは大切です。
私が絵を描く時、調子が良い時はいつも鼻唄を歌っています。
リラックスして集中していて描いていて楽しいです。でも反面、良い緊張感に
も包まれています。
真っ直ぐなものは真っ直ぐに。硬いものは硬く。可愛らしいものは最高に可愛
らしく描くのです。
真っ直ぐなものを曲げて描く時はその方が良いという信念のもと、あえて曲げ
て描くのです。
ここは背景だから適当でいいや。まっすぐ描くのはめんどくさいから大体でい
いや。あら、曲がっちゃった、まあいいか。なんて事をしているとイメージが
逃げて行ってしまいます。
描きたかったものが見えなくなり何が正解なのかも分からなくなります。
だから気楽には描くけど適当には描かない。どんな小さな絵でも。
少し厳しいアドバイスになってしまいましたが描き方ではなくモノの見方を追
求してみて下さい。
上手く描く方法ではなく、違いを見分けられる目を養いということです。
頑張って!!!
画像1
画像2
***************
相談者からの返信
ご返信ありがとうございます。
アドバイス、的確すぎて驚きました。
最近の自分に足りないものが分かりました。
一つ一つの作品に愛をもって取り組みたいと思います。
(女の人の正面の絵の方は好きな映画のヒロインで、彼女の雰囲気を
出したいという強い気持ちがありましたが、ウサギと女の子の絵の方は
本当に早く描きたい、まあいいや…の連続でした)
イメージを大事に、描く前の前準備をもっとしようと思います。
アドバイスありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
コメント
コメントする








    

selected entries

categories

 

search this site.

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2020 >>

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM