透明水彩画を描くコツ(画像あり)

  • 2014.07.26 Saturday
  • 02:43
講師・浅野の作品解説と画材の特徴を紹介します。


桜を描いた水彩の作品
桜の淡い花びらの色を背景色によって際立たせています。滲みやボカシの技法も
利用して花の描写とのメリハリをつけています。

近年、年配者を中心に人気の高い透明水彩です。テレビの絵画講座や新聞の折り
込み広告等に入ってくる通信教育のパンフレットを見ていると誰でも簡単に描け
そうな印象の透明水彩ですが実は難しい画材です。
テレビ講座のテキストを使って真似したり、通販に申し込んで教材通りにやって
みても中々上手く描けない。小学生が描いたような稚拙な絵になってしまってガ
ッカリなんて話はよく聞きます。
技法的にも絵具と水の比率や紙の湿り気具合などが難しいのですが、絵を描いてい
く考え方が他の画材と全く違うのです。
油彩やアクリル画、パステルなどは試行錯誤を繰り返しながら描いて頑張って完成
させれば味のある良い絵になるのですが透明水彩は頑張れば頑張るほど失敗してし
まう画材なのです。(頑張り方にもよりますが…。)
油彩画等は失敗を糧にしてより良いイメージを上乗せしていくプラス思考の描画。
それに対して透明水彩はどのような絵にするかイメージしてから逆算して最初にや
る仕事が決まっていくマイナス(逆算という意味で)思考の描画です。
日本人の多くは小中学校の図工で絵の基礎を学びます、その画材が水彩なのですが
透明水彩でなく不透明水彩なのです。不透明水彩の描画法は油彩やアクリル画と同
じプラス思考の描画法なので透明水彩でもその時の感覚で描いてしまいます。
透明水彩でピンクを作る時、赤と白を混ぜてしまうのはそのためです。(透明水彩
でピンクを作るのは赤と水を混ぜるのです。)すると透明度は無くなり、上乗せ、
上乗せで描いていく事になります。
このような考え方の違いや画材の特徴踏まえて描いているその時、リアルタイムの
アドバイスが無いと中々手強い画材です。また、他の画材に比べデッサン力が大き
くモノを言う画材ですね。楽しく描きながらも上達したいですよね、この文章が皆
様のこれからの制作のヒントになれば幸いです。

浅野



 
コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM